ウルトラたマン通信 第37号 (2005年1月1日発行)
それぞれの正月
おいしい料理・久しぶりに会う親戚が集まって賑やかな雰囲気でとても大好きです。今回は、そんなお正月について取り上げたいと思います。糸満の正月は、旧暦で行なわれます。正月には、豚肉・昆布・かまぼこ・豆腐・リンガク・中味汁など縁起の良いものが並びます。※(1)沖縄では、本土のように、おせちの重詰料理はありません。日常の自慢料理を盛り合わせてつくります。字糸満の町端区にお住まいの上原ツヤ子さん宅ではクブシミの卵のてんぷらが毎年正月に並ぶのだそうです。(詳しくは、たまん通信二〇〇三年二月一日発行の第一四号を参照)※(2)一二月三一日はトシノユルーと言いますが、その日は悪霊が盛んに出没するので、糸満市字兼城ではお膳か食卓に大蒜(ニンニク)をおいて悪霊払いをしました。しかし、今では行われていないようです。
中国の正月
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「うちでのこづち」中国語コーナー講師 趙先生
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沖縄は昔琉球の時代に中国との交流がありましたが、中国の正月とは何か共通したものがあるのでしょうか?今回は、小禄中国語教室の趙(ちょう)先生に中国の正月についてお伺いしました。
中国の正月も糸満と同じで旧暦で行なわれます。正月一日から三日までは、会社・学校はお休みになります。正月は、同じ料理が続きます。これは、沖縄と一緒ですね。食後、餃子を作ります。沖縄では年越し沖縄そばを食べますが、中国では餃子を食べます。餃子は昔使用していたお金の形で、昔の通貨は元宝(ヤンパオ)を使用していましたので、餃子を食べることを元宝(ヤンパオ)を食べると言います。中国でも場所によって異なり、先生は北の方なので餃子ですが、南の方ではお餅を年越しに食べます。また、中国では玄関先に「福」という漢字を逆にして貼ります。それは、お札を逆にして財布に入れるとお金が入ってくると言われるのと同じ事で「福」を逆にすることで幸せが入ってくると言われています。他には、日本・沖縄のようにお歳暮の習慣はありません。また、初詣もありません。年賀状もありません。しかし、お年玉はあります。でも面白いことに独身であれば、働いていてもお年玉がもらえます。また、日本・沖縄と異なるのは、「来年もよろしくお願いします。」「今年もよろしくお願いします。」という言葉が中国にはありません。「あけましておめでとうございます」という挨拶はあります。新年好(シンネンハオ)と言います。
中国の正月風景を簡単ではありますが、御紹介いたしました。皆さんはどう感じたでしょうか?沖縄では正月以外の行事は旧暦で行っているのに、なぜ本土の真似をするのでしょうか?沖縄独自の文化を大切にした方がアイデンティティ(自己同一性)があるのではないでしょうか。皆さんどう思いますか? FMたまんまで、意見をお寄せください。
※(1)(『沖縄の祝祭と年中行事』 渡口初美著 国際料理学院発行)
※(2)(『沖縄の年中行事』 崎原恒新著 沖縄出版発行)
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