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「地域通貨」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
「地域通貨」の研修を受けて、私は、沖縄のゆいまあるの精神ににていると思いました。通貨といっても普通に使われているお金のことではありません。特定の地域だけで使える金券のようなものです。この地域通貨を村おこしに使っているところがあちこちで生まれてきているそうです。沖縄県でも、那覇市の「栄町」のまちぐぁーで使われているそうです。
日本はこれまで、少しでも多く収入が得られるところへ、少しでも多くお金が入ることを追求してきました。そのおかげで、経済大国へと成長してきました。でも、その繁栄を手放しで喜べない状況もどんどん表面化してきています。
相次ぐ中小企業の倒産、リストラ、犯罪の残酷さ、低年齢化、等など、お金と引き換えに捨ててきてしまったものの大きさをだれもが感じ始めてきているのではないでしょうか。
そんな状況をどうにかできないかと考え出されたのが、この地域通貨でした。
たとえば、ある人が、お年寄りの家に行って庭掃除をする。お年寄りは、ありがとうという感謝の気持ちと一緒に、その人に地域通貨を渡します。その地域のまちぐぁーでだけ使える通貨を使って、その人が、買い物をすると、定額の1割安くしてもらえるという仕組みです。
これは、地域が協力してその体制を作ることが大切で、これを進めることは、地域のお年寄りに対する温かいまなざしが育つということ、地域の経済の活性化につながるということ、そして何より、だれにも頼らず、地域の人たちで地域の活性化を創り出そうとするところに大きな意義があるのです。
大企業が進出すると、中小企業は黙って消えていくしかない今の日本で、大企業にはない心の豊かさで対抗する地域のこの取り組みは、きっと、心の豊かさとともに、地域経済の豊かさも取り戻すことでしょう。
私の仕事でもこの地域通貨を発行するとどうなるでしょうか。「たまん」には、ボランティアスタッフが120名ほどいます。その人たちが、たまんの発行する通貨で、糸満のまちぐぁーでの買い物をするようになったら・・・、そして、私たちの活動が活発になり、ボランティアスタッフがどんどん増えると、買い物客が増えていき、そこでは、話が弾み「たまん」の番組も豊かになっていくかもしれません。
研修の中で、こんな言葉を聞きました。「私たちが今求めているのは、高度成長時代にほしがっていた、金ののべ棒ではありません。さわったら、そこには砂鉄が残っている。そんな経済成長です。」
人と人とがふれあって、心と心が通い合い、そこから豊かな経済が生まれる、そんな地域おこしの一翼を私たちも担いたいと思います。
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